Investment American Life

マイナンバー無しで日本から海外へ送金するには?【Wiseで簡単に出来る】

アメリカ駐在して6年になります。

最近アメリカで投資を始めたこともあり、日本にある余剰貯蓄分をアメリカに送金することにしました。

海外移住して間もない方や、私と同じように海外での投資資金として、資金を海外送金したい場面はありませんか?

実は、日本非居住(海外移住後)の状態で、日本の銀行から海外送金をすることは難しいです。
この記事では、住民票を抜いて非居住者となった後、日本にある資金を動かす方法を紹介しています。
銀行ではなく、別のサービスを使うことで、日本円を海外送金することが可能です。

結論

Wiseで簡単に出来る!
※2021年時点の情報

日本居住でないと銀行から直接海外送金出来ない??

今回このテーマを記事にしようと思ったのは、海外移住後に日本の資金を海外に移したい時に、非居住者になってしまった後では日本の銀行からの海外送金が出来ないからです。

三菱UFJ銀行、三井住友銀行では非居住者向けのサービスが準備されており、海外送金をすることは可能です。しかし、非居住者になった後では新規に口座を開設をすることは出来ず、出国前に口座を持っている状態でそのサービスに申し込んでおくことが条件となります。

その他の多くの銀行では、非居住者の状態での口座開設は同様に出来ませんし、海外送金自体も出来ません。

非居住者になった後に日本から海外送金しようとすると、多くの場合はやりようが無いという状況になると思います。

銀行 非居住者になった後の新規口座開設 非居住者の状態での海外送金
ソニー銀行 不可ソニー銀行口座開設の注意点 不可
三菱UFJ銀行 不可 ※電話問い合わせ結果 可 (三菱UFJグローバルダイレクト)
三井住友銀行 不可 ※電話問い合わせ結果 可 (SMBCダイレクト・グローバルサービス)
新生銀行 不可 (よくあるご質問 ) 不可
楽天銀行 不可 (楽天銀行口座取引規定) 不可

整理すると、海外居住状態で日本の銀行から外貨送金をするためには、海外移住前に下のことをしておく必要があります。非居住者になってしまった後だと手の打ちようが無く、この記事で紹介するWise等のサービスを使わないと海外送金は出来ないです。

  1. 三菱UFJ銀行か三井住友銀行で口座開設
  2. グローバルサービスへの申し込み
    ※詳しくは三菱UFJグローバルダイレクトSMBCダイレクト・グローバルサービスをご確認ください。

Wiseでなら非居住者の状態でも新規登録、日本からの海外送金が可能。マイナンバー不要です!

繰り返しになりますが、日本の非居住者になってしまった後に、銀行から海外送金することは難しいです。

しかし、どうしても日本にある資金を滞在先の国の銀行に移さないといけない場合もあるはずです。

Wiseなら出来ます。マイナンバー不要です。実際、新規登録から着金まで2日で出来ました!

私のWiseでの送金体験

私の会社では、駐在中もアメリカ給与とは別に、日本給与も支給されています。
日本給与分は、「円」での支給で、日本で持っている銀行口座へ振り込まれています。

日本給与分は基本貯まっていくだけになり、駐在が長くなったので貯金が積み上がっている状態でした。
最近アメリカで投資を始めたこともあって、ただ銀行に寝かせているよりは余剰貯金は投資にも回したいと考えるようになりました。

しかし、上に書いているように、日本の非居住者になった後では銀行から海外送金することは出来そうにない。
わざわざ家族にたのんで、送金するのも面倒。しかも海外送金はどんどんやりにくくなってきている状況。

諦めず調べている中で見つけたのがWiseでした。
しかも、銀行の場合にネックとなっていた「日本非居住者」だったとしても出来そう。

それで、実際Wiseでアメリカの銀行口座に送金することをやってみました。

結果、日本非居住での会員登録、送金手配、アメリカの銀行への着金までがたった2日で出来ました!会員登録時、送金手配時にマイナンバーは不要でした!

Wiseへのリンク

日本非居住の状態でWiseで日本から海外送金、着金するまでの流れ

  1. Wiseで新規会員登録
    登録住所は日本。日本の運転免許証かパスポートの住所で登録が必要
  2. アメリカの送金先の銀行情報を登録
    ※アメリカの銀行口座を持っている必要有り。ルーティングナンバーと口座番号を入力。
  3. 本人確認用資料提出
    ※スマホから行うことになり、スマホ画面の指示に従って進めていく形式。表示される番号を紙に書いて、その紙と身分証を同時に撮影したり、その番号を持った状態で自撮りする等の指示あり。
  4. 本人確認完了
    ※本人確認資料提出後、10分くらいで完了の通知あり。
  5. 送金手続き
    ※為替レートと手数料が明確になっていて、最終いくらアメリカの銀行に届くのか明確。Wiseへの入金方法として銀行振り込みを選択。
  6. 指示されたWiseの銀行口座に送金額を振り込み
  7. Wiseが入金確認
  8. Wiseが2.で登録したアメリカの銀行口座にACH送金を開始
    ※金額は5.の金額
  9. アメリカの銀行口座に着金

着金まで2日で完了しました。1.~4.は、初めてWiseを使う際に必要になる手続きで、一度やってしまえば次からは5.以降のみを行います。

てくお
とても簡単に送金出来ました。注意点があるとすれば、1回の送金上限が100万円までな点。ただ、当面の生活費を送ったり、積立投資用の資金を定期的に送るような場面では、かなり使い勝手が良いサービスだと思いました。

まとめ

  • 海外移住後に銀行から海外送金することは難しい
  • Wiseでなら海外移住後(日本非居住者)の状態でも、日本の資金を海外送金可能
  • 実際Wiseでアメリカ在住状態で、マイナンバー無しで新規登録してアメリカの銀行に送金出来た。2日で着金、とても簡単。

Wiseへのリンク

私と同じように、日本にある資金をアメリカの銀行に移したい駐在員の方も多いのではないでしょうか。
日本に帰任後も維持可能なアメリカの証券会社で投資を始めました。興味がある方はこちらの記事もどうぞ。

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アメリカ駐在中にFIRSTRADEという証券会社で口座を開設しました。アメリカ駐在中に溜まったドルを運用するにあたり、私がFIRSTRADEを選んだ理由について紹介しています。

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最後までお読みいただきありがとうございます。

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