アメリカ駐在も長期となり、ドルもそれなりに溜まってきた所。
そろそろ日本帰任になりそうなこともあり、日本帰国後に日本の証券会社で口座を開設し、アメリカで溜まったドルを運用しようと思っていました。
しかし、アメリカに居住しているうちに、アメリカの証券会社で投資をスタートすることにしました。総合的には、日本に戻ってドルを運用するよりも、アメリカ居住中に投資をスタートする方がメリットが多いと感じています。
たくさんあるアメリカの証券会社の中で、私はFIRSTRADEを選びました。日本帰国も見据えた中でアメリカ駐在員が証券口座を持つなら、FIRSTRADEで開設されることをおすすめします。
この記事では、私がFIRSTRADEを選んだ理由について紹介します。
Contents
1.日本に戻っても口座維持、取引が可能
私が口座開設したアメリカのFIRSTRADEという証券会社は、日本帰国後でも口座を維持し取引を行うことが可能です。私がFIRSTRADEで口座を開設した最大の理由はこれです。
一方、日本に帰国した後にアメリカ駐在中に溜まったドルを日本の証券口座に移し、そこで米国の投資商品を購入することは可能です。しかし、日本の証券会社では日本に居住していることが口座開設および取引条件になっています。
つまり、アメリカから戻った後に日本の証券会社で投資商品を購入していたとして、再度海外転勤が決まって日本居住から外れる場合、原則その口座は解約することが必要になります。証券会社によっては、口座を休眠状態とすることは可能なようですが、海外移住後に海外から決済することは基本的に出来ないようです。

日本の証券会社だと今後またアメリカ駐在になったら決済するか休眠口座にするしかない。。。長期的な運用が出来ない!
アメリカのFIRSTRADEだったら日本に戻っても口座継続出来るし、その後アメリカ再赴任になっても問題無し!
FIRSTRADEの口座は日本帰国後はどうなる?
アメリカ居住ではなくなる場合、口座をInternatinal Accountに切り替える必要があります。
手続きとしては下の3つとなります。
- International Accountの開設
- Internal Transferを申請し、International Accountへポジションを移す
- W-8BENの提出

1点デメリットとして、税金の手続きがあります。
キャピタルゲインの方は源泉徴収されないのですが、分配金などのインカムゲインについては、FIRSTRADEから支払われる時点で米国への税金として徴収されます。これに加え、日本にも納税が必要なため、一旦は2重に課税されることとなります。
ただし、日米租税条約により、FIRSTRADEから源泉徴収された分は確定申告により税額控除することが出来ます。W-8BENを提出していれば、FIRSTRADEからFORM1042-Sを作成してもらえますので、日本での確定申告時にこれを提出することになります。
2.アメリカの確定申告はFIRSTRADEが発行する1099書類を使って出来る!!
多くの駐在員の方々は、会社から紹介された業者に確定申告書類を代行してもらっていると思います。下の画像のように毎年2月ごろに、FIRSTRADEのサイトから確定申告用の書類 FORM-1099一式をダウンロード出来るようになります。この文書を代行業者に送付するだけで、必要な確定申告書類を作成してもらえます。
FIRSTRADEから入手出来るFORM-1099の一部です。代行業者が作成した確定申告書のFORM-1040を見ると、下の画像の書類から配当金に関する数字と売買利益の数字が転記されていました。

3.FIRSTRADEの口座を保持出来る国が多い(日本以外にも)
FIRSTRADEでは、日本だけではなく他の国に居住している場合でも口座を維持することが可能です。
一度駐在を経験すると、その後も海外を転々と転勤になる方も多いと聞きます。アメリカ以外の国へ海外転勤になったとしても、FIRSTRADEであれば口座を維持し、投資を長期で続けていくことが可能です。
FIRSTRADEは、以下の国に対応していています。最新の情報は、下のリンクからご確認ください。
FIRSTRADEサイトより抜粋
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一方日本の証券会社は、日本に住んでいないと取引が出来ない・・・
こちらの記事に日本の証券会社で、海外転勤時の口座の扱い、取引可能かについてまとめています。繰り返しになりますが、日本の証券会社では日本非居住者は原則口座を解約するか、良くても休眠するかしか出来ません。海外から取引することは基本的に出来ません。 日本の証券会社は、海外移住したら解約するか、休眠状態としなければならないことになっています。 私はアメリカに駐在中にアメリカで投資を始めました。 アメリカで投資を始めるにあたり、日本に帰国になることを ... 続きを見る
海外転勤が決まったら証券会社の口座はどうなる?【証券会社毎の情報まとめ】
4.サイトから欲しい情報が見つけやすい
FIRSTRADE以外でも、日本帰国後も口座を維持出来るアメリカの証券会社がいくつかあるようでした。その証券会社のサイトも見てみたのですが、私はFIRSTRADEの方が情報を見つけやすいと感じました。
特に、駐在員であれば気になる帰国後のことも、FIRSTRADEのサイトではInternaional accountのQ&Aにまとまっています。
また、日本帰国後にポジションがどうなるかと問い合わせした際も、「Internal TransferでInternaional accountを開設してInternal Transferでポジションを移すことが可能」と、24時間以内にレスポンスがありました。
アプリやサイトログイン後の使い勝手は「素晴らしい!」という程はありませんが、普通に直感的に使えるものになっていて、ストレスを感じることはありません。

5.Marginアカウントにすると空売りやオプション取引も可能
口座開設後、MarginアカウントのUPGRADEすることが出来ます。Marginアカウントになると、空売りやオプション取引も可能になります。
MarginアカウントへUPGRADEするといっても必要なのは下の通りサイトから申請するだけです。
1. Account > Profileへアクセス
2. Add Marginをクリック
3. Marginアカウントの利用許諾にチェック
4. Add Marginをクリック
取引の幅を広げたい場合にはMarginアカウントを検討されてみてください。
6.取引手数料無料、ACHで簡単入金、DRIPで分配金を自動で再投資!!
この他にもFIRSTRADEにはいくつかのメリットがあります。これらはFIRSTRADEだけではなく、アメリカの証券口座だと割と一般的なサービス範囲のようですが、嬉しいポイントなので挙げておきます。
- 取引手数料が無料。株、ETF等の通常取引だけではなく、オプション取引でも手数料がかかりません。
- ACH Transferで入出金可能(手数料無料でアメリカの銀行口座からFIRSTRADEの証券口座に入出金できます)
- DRIPが可能(配当金、分配金を自動で同商品に再投資すること)

FIRSTRADEでアメリカ駐在中に投資をやってみて今思うこと
FIRSTRADEで投資を初めて1年弱位になります。今思うのは、もっと早くにはじめておけば良かったということです。
米国の株式市場は短期的に下がることはあるものの、長期的に見ると右肩上がりで成長しています。
アメリカに駐在すると、アメリカの経済の強さを実感する場面も多いのではないでしょうか。挑戦を称賛する文化があり大きな投資も動くので、どんどん新しい企業が新しい商品サービスを生み出しています。世界No.1の経済大国でありながらも、途上国のようなバイタリティや勢いを感じる。そんなアメリカは、これからもきっと経済成長していくと私は思っています。
米国の株式市場へ投資することで、その経済成長の恩恵を株価の上昇という形でも受けることが出来ます。早く投資するとその恩恵を長期間受けることになるので、資産を大きくしていける可能性が高まると考えています。駐在して早くに口座を開設して投資を始められていれば…そんな気持ちが強いです。
まとめ
アメリカ駐在中に投資を始めるにあたりFIRSTRADEを選んだ理由のまとめです。
- 日本帰国後も継続して取引が可能(International Accountを開設してポジションを移すことになる)
- アメリカへの確定申告はFIRSTRADE発行の1099を代行業者へ渡すだけ。
- アメリカ以外に転勤になったとしても継続出来る。
- サイトで情報が見つけやすく、問い合わせのレスポンスも早い。サイト、アプリの使い勝手も良い。
- Marginアカウントにして空売りやオプション取引も可能。
- 取引手数料が無料、ACH対応、DRIP(分配金の自動再投資)が可能。
こちらから口座開設できます。
FIRSTRADEへのリンク
以上です。最後までお読みいただきありがとうございます。