こんにちは、TECH-Oです。
日本の電機メーカーからアメリカに駐在するようになって、かれこれ5年くらいになります。
これからアメリカに駐在したり、既にアメリカで生活している方で、アメリカで日本の家電製品が使えるの?と疑問を持たれている方も多いと思います。
使えます。
が答えなのですが、下2つがポイントです。この記事ではこの2つについて解説してきます。
- その①:家電が120Vに対応しているか
- その②:120Vに対応していないときの変圧器の選び方
尚、アメリカのコンセントの形状は、日本の家電の電源プラグがそのまま繋がるようになっていますので、変換プラグは不要です。
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では解説していきます。
その①:120Vに対応しているか
電化製品というからには電気で動きます。日本のコンセントでは100Vの電圧ですが、アメリカのコンセントは120Vになっていて、日本の電化製品の多くは日本の100Vで動くように作られています。
そのため、アメリカの120Vで日本の家電を動かそうとすると動かなかったり、最悪故障することになってしまいます。
ただ、スマートフォンの充電器のようなものは、120Vでも100Vでも動作するようにつくられているものもあります。
結局使えるの?使えないの?
それぞれの電化製品の対応電圧を確認するしかありません。120Vに対応していなければ、変圧器が必要になります。
下の画像は、私のシェーバーの電源アダプターと妻のヘアアイロンなのですが、どちらも120Vで使えます。
逆に、アメリカでは使えないものの代表的なものが、日本の炊飯器です。
下の画像は象印の圧力IH炊飯ジャー極め抱きです。
マニュアルを読むと、電圧は100Vしか対応しておらず、アメリカの120Vでは使うことが出来ません。
120Vでそのまま使える電化製品
電化製品の種類に応じて、アメリカでもそのまま使えるものと使えないものはある程度決まっています。
120Vで使えるか使えないかの最も簡単な切り分け方は、電源アダプターが付いているかついていないかです。アダプターとは、下のイラストのようなものです。コンセントに差す部分が四角くなっていたり、ノートパソコンのアダプタのようにコードの途中に四角い部分があれば、アダプターです。
電源アダプターをつけて動かすものは、アダプターで電圧の違いを吸収してくれるので、120Vでも問題ありません。
ただ、正確には上に載せている炊飯器のマニュアルのように、それぞれの電化製品で確認するようにして下さい。
アメリカの120Vでも使える電化製品リストを紹介します。
120Vで使える家電 |
スマホ |
掃除機(DysonのコードレスはOK) |
ルンバ |
シェーバー |
カメラ |
ノートパソコン |
その② :120Vに対応していないときの変圧器の選び方
120Vに対応していない日本の電化製品でも、アメリカで使用することは可能です!
アメリカのコンセントの120Vを100Vに変える、変圧器というものを使用する必要があります。
変圧とは、電圧のレベルを変換することです。120Vを100Vにする変圧器や、220Vを120Vする変圧器など、様々に電圧レベルを変換する変圧器が存在しています。
日本の家電を動かすために必要になる変圧器は、アメリカの電圧120Vを100Vに変換する変圧器です。
電化製品の消費電力に対応する変圧器の容量が必要
120Vと100Vに変換する変圧器が必要なことは分かって頂いたと思いますが、もう1点確認が必要です。それは、使用する家電の消費電力です。
変圧器には、容量と呼ばれるスペックがあり、容量が大きければ消費電力の大きい家電を動かすことが出来ます。
使用する家電の消費電力が変圧器の容量よりも大きい場合、変圧器が十分に家電を動かすだけの電気を送ることが出来ません。その場合、目的どおりの性能が得られなくなる場合があります。
使用する家電の消費電力よりも容量が大きい変圧器を購入しましょう。
目安:家電の消費電力×1.2倍以上
例)使用する家電が1000Wのものであれば、変圧器の容量が1000W×1.2 = 1200W以上の容量のものが必要です。
おすすめの変圧器の購入先の情報です。容量が1500Wありますので、1250Wまでの家電を動かすことが出来ます。大抵の炊飯器はこれで動かせるはずです。
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120Vを100Vに変換する変圧器を使った配線の仕方
簡単です。アメリカのコンセントに変圧器を接続し、変圧器のコンセントの口に繋ぎたい家電を接続します。
まとめ
アメリカの120Vのコンセントで日本の家電が使えるかについて解説しました。
- アダプタが付いているものは大概使用可能。付いていないものは変圧器が必要(家電毎に対応電圧確認)。
- 変圧器は120Vを100Vに変換するタイプで、家電の消費電力よりも1.2倍大きな容量が必要
最後までお読み頂きありがとうございました。
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