日本のメーカーからアメリカに駐在して、トータル5年位になります。
海外駐在する前に、海外駐在の収入、支出がどの程度か、貯蓄はどの程度出来るのかの情報が少なかったことを覚えています。
会社や、家族構成によって様々でしょうが、一例として私の場合のリアルな収支状況と、年間どれ位貯蓄出来るかを紹介したいと思います。
最初にざっくりとしたサマリーだけ載せておきます。詳細を下に書いていきますので興味がある方は読んでみて下さい。
駐在員のドルと円の貯蓄状況
家族4人 私、妻、子2人(未就学)
・ドルは年$10,000程度は貯蓄可能。
・日本給与分はほぼ全額貯蓄になるので毎年500万円位貯蓄可能。
Contents
会社と私の概要
会社
会社規模:国内3000人くらい、東証一部上場のメーカー。
海外拠点:アメリカ、中国、イギリス、東南アジア等の工場。
海外拠点の形態:親会社である日本側が100%出資の子会社の位置づけ。
給与レベル:国内同業種の中では高い方。ここ数年の平均年収は800万程度。
私
年齢:34歳
社歴:10年くらい
アメリカ駐在歴:トータル5年くらい
ポジション:中堅(係長クラス)
駐在での役職:製品開発しつつ、組織全体が円滑に回るようにサポート。
家族:妻、子供2人(1歳,0歳)
車:1台(妻用の車は無し)
私の会社でのアメリカ駐在員の給与の仕組み
・アメリカ給与と、国内給与がある。
・アメリカの給与は、生活指数等から生活に困らない程度の支給される。
・家賃補助がアメリカ給与に含まれる。
・国内給与側に、駐在員の手当が加算されている。
・アメリカ給与と国内給与の比率は調整可能。
・賞与は年2回あり。4ヶ月~6ヶ月程度。
毎月の手取り金額は…?
アメリカ給与:手取り$5,000程度(家賃補助込)
国内給与:手取り35万円程度
国内賞与:手取り80万円~100万円程度 年2回
額面での年収は…?
$150,000(約1,600万円)
※2019年のW2(日本で言う厳選徴収票)の給与総額の金額
毎月の収支状況
では、毎月の収支状況例を紹介します。
収入
$5,000(2週間給 $2,500x2)
支出
項目 | 支出 |
家賃 | $2,150 |
食費、生活用品 | $1,100 |
会社借り入れ金返済(2年間) | $800 |
子供(オムツ、ミルク、洋服等) | $200 |
電気、ガス | $100 |
通信(家のネット、妻のスマホ) | $100 |
支出合計 | $4,450 |
※会社借り入れ金返済は、赴任時に車購入用に会社からの借入したお金の返済です。
毎月ではないが米国生活で大きかった出費
・出産費用 $3,000~$4,000
・子供のカーシートや家財道具 $1,500/年
・車の保険 $1,500/年
・旅行 $2,000
貯蓄はどの程度出来る?
ドルは貯まる?
家族4人(夫婦+子2人)での駐在員生活でドルはそんなには貯まらない。
月の収支を見て分かるように、月$500残る程度です。出産した年は支出も増えてアメリカでの貯蓄は増えませんでした。
もし夫婦2人だけであれば、会社借り入れを毎月支払っていても年間$5,000~10,000程度は貯まっていたと思います。
現在は会社借り入れ金を払い終え、その分を貯蓄に回せています。
夫婦2人と子供2人だと、子供がプリスクールに通い始めるまでは、年間$10,000程度の貯蓄は可能だと思います。
アメリカ給与と国内給与の比率を変えない限り、私達の場合はアメリカ側の給与から貯蓄を大きく増やすことは難しいかもしれません。
日本円は貯まる?
日本給与は全て貯蓄になるので貯まる。
・国内給与の手取り 35万程度×12
・ボーナスも年2回 90万円程度
合計 600万円
毎年1回日本帰国した時の旅行費、生活費、日本からの通販などで600万円全て貯蓄という訳にはいきませんが、500万円程度は貯蓄出来ています。
まとめ
34歳中堅社員がアメリカ駐在の収入での貯蓄は・・・
アメリカ:月$5,000程度の収入で、貯蓄額はそれほど多くはない。貯蓄は年間10,000ドル程度可能。
日本:月35万程度の手取りとボーナス年2回で、年間500万円程度貯蓄可能。
子供2人がプリスクールに行きだすと月の収支がマイナスになりそうです。。。国内給与額の比率を落としてアメリカ給与を増やす必要が出てくるかもしれません。
いかがでしたでしょうか。リアルな数字を紹介しました。参考になった方はシェアして頂けるとありがたいです。
最後までお読み頂きありがとうございます。
アメリカのFIRSTRADEという証券会社で投資を始めました。
こちらの記事もどうぞ。日本居住中でも口座開設出来ますよ!
-
アメリカ駐在中なら絶対に始めたい!FIRSTRADEで簡単・低コストな米国株投資
アメリカ駐在中にFIRSTRADEという証券会社で口座を開設しました。アメリカ駐在中に溜まったドルを運用するにあたり、私がFIRSTRADEを選んだ理由について紹介しています。
続きを見る