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駐在員が出国前に作っておくべき日本の銀行口座はソニー銀行に決まり!

海外駐在員がソニー銀行で口座開設する4つの理由

海外駐在が決まった後、現地通貨で給料が発生するまでの当面の生活費等の準備を考えることになるのではないでしょうか。

割と大きな金額を扱うことになるので、日本円を現地通貨に両替してキャッシュで持っておくのもの…と悩んでおられるかもしれません。

そんな方にお勧めしたいのは、ソニー銀行で口座を作っておくことです。
私は4年程前にソニー銀行で口座を開設しました。その時は日本に在住していましたが、海外へ出張に行く際にもソニー銀行のおかげて得する場面が多かったです。
その後、現在はアメリカ駐在をしていますが、駐在したての時期に使う場面が多かったのと、現在でも日本国内に円で振り込みを行う際もソニー銀行をよく使っています。

この記事では、海外駐在員がソニー銀行で口座を作っておくべき理由について紹介していきます。

ポイントは以下の4つになります。

海外駐在員が出国前にソニー銀行で口座を作る理由

  • 日本で非居住者になっても口座保持可能
  • Sony Bank WALLET(Visaデビットカード)で買い物すると手数料がクレカの10分の1程度
  • 日本国内への振り込み手数料が無料(回数制限有り)
  • 帰国時に現地通貨を現地通貨のままソニー銀行の自分の口座に送金が可能

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では、駐在員がソニー銀行で口座開設しておくべきポイント、それぞれ詳細を解説していきます。

日本で非居住者になっても口座保持可能

海外駐在時には、海外転出届けを地域の自治体に提出し、日本国内の住民票を抜くことになります。日本国内では、非居住者という扱いとなり、非居住者になる場合は口座を解約しなければならない銀行もあります。

ソニー銀行では非居住者になっても継続して口座を保有することが可能です。

ソニー銀行のホームページでは次のように記載されています。

すでにソニー銀行銀行に口座を開設済みのかたは、海外への転勤・留学などにより税法上の非居住者(*)となられた後も、引き続きソニー銀行口座をご利用になれます。

ただし一部のお取り引きに制限があるほか、海外へ転居される際は、日本国内のご連絡先となるかたをご登録いただくなど、所定のお手続きが必要です。

https://moneykit.net/visitor/support/support01.html

Sony Bank WALLET(Visaデビットカード)で買い物すると手数料がクレカの10分の1程度

ソニー銀行で口座を開設すると、Sony Bank WALLETというVISAデビットカードを作ることが出来ます。

デビットカードとは、クレジットカードと同じ用に、買い物や飲食時の支払い、ネットショッピングでの支払いにも使えるカードです。クレジットカードと異なり、口座から即時引き落としされる特徴があります。

海外で買い物をする際に、日本のクレジットカードを使っていませんか?この時、クレジットカード会社が現地通貨での支払いを建て替えてくれて、手数料を加えた金額をクレジットカード会社へ支払うことになります。

また、空港などでキャッシュを現地通貨に両替するにしても手数料が発生しています。通貨やどこで両替するかにもよりますが、成田空港で両替する場合、米ドルとユーロは2~3%程度の為替手数料がかかります。

海外でクレジットカードで決済する場合の手数料

有名なクレジットカード会社の海外の現地通貨で決済した場合の手数料一覧(VisaまたはMasterカード)です。1.6%~2.5%程度の手数料が設定されています。

クレジットカード会社手数料
三井住友カード2.2%
楽天カード1.63%
dカード2.16%
Oricoカード2.2%
イオンカード1.6%

Sony Bank WALLETなら手数料0.15%!?

はい、本当に0.15%程度になります。

ソニー銀行のSony Bank WALLETのデビッドカードで決済すると、手数料はドルであれば100ドル当たり15円です。利率で換算すると、約0.15%です!!

ソニー銀行でも「1.79%の手数料」という数字をご覧になられたことがある方もおられるかもしれませんが、これはソニー銀行で口座を開設する際に外貨口座を開設していない場合です。

外貨口座を開設した上で、Sony Bank WALLETで海外で決済する場合、円貨預金から自動的に外貨をチャージする「円からアシスト」という支払いになります。

円からアシストは、ソニー銀行の外貨口座にその現地の通貨の残高が無くても、ソニー銀行の為替レートで瞬時に円貨預金から外貨を購入して支払いをすることが出来るというものです。ソニー銀行のページで次のように紹介されています。

例えば米ドル口座に残高がなく、100ドルのお買い物をした場合、円普通預金の1万円で100ドルを瞬時に購入(*)してお支払いいただけます。

https://moneykit.net/sbw/fc/assist.html

ソニー銀行が定める為替手数料は、ドルであれば100ドル当たり15円、ユーロであれば100ユーロ当たり15円の手数料になります。換算すると、0.15%程度の利率です。

仮に、クレジットカードで決済で2%の為替手数料が発生したとすると、100ドル当たり2ドルの手数料が発生します。これを円換算すると約200円の手数料がかかります。

ソニー銀行が15円に対して、クレジットカードは200円なので、ソニー銀行がいかに手数料が安いかが分かると思います。

クレジットカード会社の外貨取扱手数料とグラフで比較してみました。ソニー銀行が安いのが一目瞭然です。

クレジットカード会社とソニー銀行の海外決済時の手数料比較
クレジットカード会社とソニー銀行の海外決済時の手数料比較

繰り返しになりますが、この安い手数料で決済をするには、一つだけ条件があります。

それは、ソニー銀行で口座を開設する際に、外貨口座を開設しておくこと。これだけです。外貨口座を開設するといっても、外貨をソニー銀行の口座に入れておく必要はなく、特別なアクションは必要ありません。

口座開設時に、忘れずに外貨口座を開設しておきましょう

ソニー銀行で外貨口座を開設しておけば、Sony Bank WALLETで外貨を準備せずとも手数料を抑えて外国で買い物が可能!

日本国内への振り込み手数料が無料

海外駐在で、住居を海外に移した場合でも、日本国内のどこかに振り込みを行う場面があるかと思います。

ソニー銀行だと月に2回までは振り込み手数料が無料です。

また、ソニー銀行では優遇プログラムがあり、ソニー銀行への預金額等によって、シルバー、ゴールド、プラチナとステージを獲得することが出来ます。ご自分のステージによって、振り込み手数料が無料になる回数が変わってきます。

最も獲得しやすいシルバーであれば、月に4回までは振り込み手数料が無料となります。シルバーの獲得条件は、残高が300万円以上、外貨預金の積立購入が月額3万円以上、投資信託の積立プランが月額3万円以上の3つです。このうち一つでも満たせばステージを獲得することが出来ます。

月に4回の無料枠があれば、海外で生活していて日本国内に円で振り込みを行う場面があっても、この枠内で十分に対応出来るのではないでしょうか。

帰国時に現地通貨を現地通貨のままソニー銀行の自分の口座に送金が可能

駐在の任期を終え日本に帰国するとなった時に、貯まった現地通貨はどうされるでしょうか。現地の口座に残しておくのはもったいないですよね。

円に替えて送金することが一般的かもしれません。ただ、これをしてしまうとその時の為替レートで円に換金されてしまうので、円安の時にはお得ですが、逆に円高のときは損です。また、どこで日本円に両替するかにもよりますが、一般的な銀行で両替する場合は小さくない為替手数料が取られます。

ソニー銀行で外貨口座を開設しておけば、現地の銀行からソニー銀行の口座へ現地通貨のまま送金することが可能です。

ソニー銀行で外貨を保有しておくことで、タイミングを見て円に換金することも出来ますし、現地通貨のまま保有しておいて金利を得ていくことも可能かと思います。また、ソニー銀行の為替手数料は、他の銀行の手数料の1/10程度に設定されているので、ソニー銀行で両替した方がお得です。

外貨による優遇ステージの獲得

上にも記載していますように、ソニー銀行では優遇プログラムがあります。

外貨を口座に入れておくと、高いステージの獲得がしやすいです。

ゴールドやプラチナを獲得する条件の一つが外貨預金残高になっています。

外貨預金残高が合計500万円以上でゴールド、合計1,000万円以上であれば最上ステージのプラチナを獲得することが出来ます(役員クラスで駐在しないとプラチナまでは貯まらないかもしれませんが…)

ステージがプラチナになると、Sony Bank WALLETのデビッドカードでの買い物でのキャッシュバック率が2%になる、日本国内の振り込み手数料が月11回無料になる、為替コストが1ドルあたり4銭になる、外貨定期預金金利の上乗せなど、メリットが格段に増えます。

海外赴任で貯まった現地通貨を、ソニー銀行で現地通貨のまま保有するのもメリットが大きいと思います。

まとめ

いかがでしたでしょうか。海外駐在が決まった方や、よく海外で買い物をする機会がある方は、ソニー銀行で口座を開設するメリットがあると思います。シンプルに、為替コストがクレジットカードやキャッシュを現地通貨に両替するよりも10分の1以下になる点だけでも、保有する価値は大きいと思います。

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最後までお読みいただきありがとうございます。

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