海外駐在の任期を終え帰国するとなったとき、駐在中に溜まった外貨をどうすべきか少し悩ましいと思います。この記事ではWiseのデビットカードを使えば、溜まった外貨を僅かな手数料で日本での生活でもお得に使えることを紹介します。
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外貨で日本の生活費を賄うのはお得なのか…?
円安のときには日本で外貨で買い物をする方がお得です。円安時に海外から日本に旅行者が増えますが、外貨で日本を旅行すると他の国を旅行するのと比べて安く済むことが一因と思います。逆に円高のときには、海外旅行先での買い物がお得なので日本から海外旅行に行くとお得ですね。
最近特に日米の金利差の影響で20年ぶりという水準で円安の進行しています。当に今のような円安時には外貨で決済した方がお得と言えるでしょう。
Wise デビットカードと海外発行のカードとの違い
海外駐在していれば海外で発行したデビットカードやクレジットカードもお持ちだと思います。円安時にそのカードで日本での買い物を外貨決済することも可能です。
円安が進んでいる今は、海外発行カードで支払えば多少はお得になると思います。しかし、外貨決済手数料として大体3%程度の外貨決済手数料が発生します。さらに、決済手数料に加えて為替手数料もかかります。これは決済ブランド(VISAやMASTER)が規定する為替レートで1%弱です。外貨手数料と為替手数料を合わせると4%弱の手数料がかかることになります。
Wiseのデビットカードであれば手数料は僅か0.6%程度。しかも為替レートは、決済時の為替レートがそのまま適用されて余分な為替手数料はかかりません。
Wiseでの決済の仕組み
Aさん : ポンドを持っているがユーロが必要になっている
Bさん : ユーロを持っているがポンドが必要になっている
そんな時、Aさんはポンドをユーロに銀行の悪いレートで交換、Bさんも同じくユーロをポンドに銀行の悪いレートで交換していました。AさんとBさんは知り合いで、ひょんなことからAさんとBさんがお互いが逆の両替を各々銀行間で行っていて、無駄に銀行に手数料を払っているのでは?ということに気づきました。それで、AさんのポンドとBさんのユーロをその時の為替レートで交換しました。間に銀行は仲介していませんので、余計な手数料はありません。
実はこのAさんとBさんがWiseの創業者(Mr.Kristo and Mr.Taavet )です。Wise(当時はTransfer wise)を創業し、同じような境遇の人達に向けて、通貨の両替をそれが必要な人同士で行う、各通貨の交換需要をマッチングするサービスの提供を始めました。このマッチングの仕組みを決済にも応用し、この記事で紹介するデビットカード決済を手数料を抑えて提供しています。
Wiseで口座開設し外貨でデビットカード決済するまでの流れ
Wiseのデビットカードを使えば、外貨決済を手数料を抑えて行うことが出来ることはご理解いただけたと思います。
Wiseのデビットカードを日本で使うための流れを紹介します。少し面倒ですが、駐在して外貨が海外に残っている方は作っておいて損はないと思います。
1.Wiseのアカウントを作成する
>>こちら
※Wiseのページで細かいアカウント作成手順があります
2.Wiseアカウントページより、「カード発行」手続きを行う
※本人確認が必要で、マイナンバーカードまたは運転免許証、パスポートが必要になります
3.デビットカード到着、有効化する
4.アカウントページから「通貨を有効にする」からマルチカレンシー口座を取得する
※保有通貨を選択する
5.外貨をチャージする
※米国ですと米国の銀行口座からACHでWise口座へ手軽に入金出来ます
6.デビットカードを日本国内ショッピングで利用!
※米ドルですとアプリから簡単にチャージすることが出来ます
まとめ
この記事ではWiseのデビットカードで日本で外貨決済することを紹介しました。
Wiseデビットカードで外貨決済すると、
・現在20年ぶりという水準の円安なのでお得
・僅か0.6%の手数料での外貨決済
となります。
海外駐在から帰任し、溜まった外貨を海外の銀行に残されているのであればWiseデビットカードにチャージして日本での生活の中で積極的に活用されてはいかがでしょうか。特に今はドル円が急激に円安に動いています。米国の銀行からACHで簡単にWise口座へ入金することが可能ですし、ドルをアメリカ銀行に残されている方は特におすすめです。
・Wiseのページへ
以上です。最後までお読み頂きありがとうございます。
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