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【2020年度版】アメリカに手数料を抑えて送金する方法。新生銀行だと3万ドルを手数料2,700円で送金可能。

新生銀行で手数料を抑えて送金

こんにちは、TECH-Oです。

海外送金の手数料を安く抑える方法でこの記事にたどりつかれたのではないでしょうか。この手のことをインターネットで検索すると、沢山の情報がありすぎて、結局どれを選ぶべきかよく分からない方も多いと思います。

私は2度のアメリカでの海外駐在を経験していて、アメリカの生活を2回立ち上げたのですが、車の購入で2回とも日本からアメリカの銀行口座へ送金をしました。その経験から言っても、新生銀行からの海外送金は、手数料を低く抑つつ、安心で手軽に送金出来る方法だと確信しています。

この記事では、新生銀行から海外送金すると手数料を抑えられる仕組みについて解説してみたいと思います。具体的には、 手数料を2,700円に抑えて3万ドルの送金が可能です(中継銀行や外貨受取コストは除く)

TECH-O
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少し長い記事になっていますので、結論を先に書いておきますね。

3万ドルを手数料2,700円で送金出来る仕組み

①新生ゴールドの為替手数料0.09円でドルに両替。新生プラチナにグレードアップ!
②新生プラチナの特典で、送金手数料無料で海外送金!

 3万ドル:為替手数料 2,700円 + 送金手数料 0円
 ※為替手数料は1ドル0.09円

 新生ゴールド条件・・・円預金200万円以上
 新生プラチナ条件・・・外貨預金額が日本円300万円以上

では、詳細解説していきます。

海外送金で発生する手数料

まず、海外送金では主に2つの手数料が発生しますので、この2つの手数料の相場を押さえておきましょう。

為替手数料・・・ドルを購入する際に銀行に支払う手数料
送金手数料・・・海外へ送金する際の手数料

為替手数料の相場

ネットバンキングに力を入れている銀行・・・0.25円未満(注)
地方銀行や店舗中心の銀行・・・1.00円以上
(注)為替手数料は0.05円未満の銀行もありますが、そういう銀行は海外への外貨送金が出来ません。

最初にこの為替手数料の高さで、多くの銀行は選択肢から外れることになります。 為替手数料が高いからといって、逆に送金手数料が安いという銀行は私が調べた限りありませんでした。
候補に残るのは、新生銀行、ソニー銀行、三菱UFJ銀行、りそな銀行です。

新生銀行の場合、口座開設から3ヶ月間は「新生ゴールド」の優遇サービスを受けることが出来るので、0.09円の為替手数料となり候補の中で最安です!

銀行ドル為替手数料海外送金1万ドル当たりの為替手数料
新生銀行0.15円(レギュラー)
0.09円 (ゴールド)
0.07円 (プラチナ)
可能1,500円(レギュラー)
900円(ゴールド)
700円(プラチナ)
ソニー銀行0.15円(レギュラー)
0.1円(シルバー)
0.07円(ゴールド)
0.04円(プラチナ)
可能1,500円(レギュラー)
1,000円(シルバー)
700円(ゴールド)
400円(プラチナ)
住信SBIネット銀行0.04円出来ない海外送金不可
GMOあおぞらネット銀行0.02円出来ない海外送金不可
ジャパンネット銀行0.05円出来ない海外送金不可
みずほ銀行2.00円可能20,000円
三菱UFJ銀行0.25円(インターネット)
1.00円(店頭)
可能2,500円
三井住友銀行0.5円(インターネット)
1.00円(店頭・電話)
可能5,000円(インターネット)
10,000円(店頭・電話)
ゆうちょ銀行2.00円可能20,000円
りそな銀行0.2(マイゲート利用)可能2,000円
千葉銀行1.00円可能10,000円
青森銀行1.00円可能10,000円
福岡銀行1.00円可能10,000円
海外送金手数料

為替手数料が安くかつ海外に外貨送金可能な銀行での送金手数料一覧です。三井住友銀行も加えました。手数料を抑えるうでで、送金手数料が無料になる優遇プログラムを使うことが重要になります。

銀行送金手数料送金手数料無料の条件
新生銀行
(GoRemit)
4,000円(外貨普通預金から送金)→0円
2,000円(円から両替して送金)
有 (新生プラチナ)
外貨預金資産が300万円以上
ソニー銀行3,000円→0円有(ゴールド)
外貨預金資産が500万円以上
三菱UFJ銀行2,500円(三菱UFJダイレクト)無し
りそな銀行店頭確認無し
三井住友銀行3,000円(SMBCダイレクト)無し
優遇プログラムによる送金手数料の無料化

新生銀行とソニー銀行では、優遇プログラムで送金手数料を0円にすることが可能です。どちらの銀行も、送金手数料を0円にする条件の1つは、外貨口座の資産評価額になっています。

新生銀行では300万円、ソニー銀行では500万円相当の外貨が口座にあれば、送金手数料を無料にする優遇を受けることが出来ます。

ドルで考えると、新生銀行では3万ドル程度、ソニー銀行では5万ドル程度を保有しておくことが必要です。

整理すると次のようになります。
・3万ドルを送る場合新生銀行は送金手数料無し
・3万ドルを送る場合はソニー銀行は3,000円の手数料が発生。5万ドルだとソニー銀行も手数料無料。

私はこの優遇制度を使って、新生銀行から3万ドル程度を手数料無料でアメリカの銀行へ送金したことがあります。その際、優遇プログラムの条件となる外貨資産はこれから送金するドルの残高でもOKでした。

TECH-O
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・候補の中で為替手数料設定が最安である
・3万ドルで送金手数料が無料になる

この2つが私が新生銀行で外貨送金を勧める理由です。

3万ドルを送金する場合は2,700円の為替手数量だけです!
0.09円(為替手数料)×30,000 = 2,700円

新生銀行から3万ドルを2,700円で送金する手順

では、実際に新生銀行から3万ドルを2,700円で送金する手順を見ていきましょう。

STEP1.新生総合口座パワーフレックスを開設。最短約1週間

新生銀行の開設する口座は、「新生総合口座パワーフレックス」になります。この口座は、円預金や外貨預金を1つの口座で管理できる便利な総合口座となります。銀行によっては、外貨口座を別に開設する必要があったりするので、1つ口座を開設すれば外貨口座も出来るのは続きが楽です。

また、口座開設は、アプリ、郵送、店頭の3つで可能です。
アプリからだと店舗に行かなくても口座開設出来ます! (勿論店舗でも出来ます)

アプリで口座開設の申し込みをすると、最短1週間で新生銀行のキャッシュカード/セキュリティカードが届き、各種サービスを利用出来るようになります。

アプリで口座開設 必要書類と手順

・新生銀行口座開設アプリをダウンロードし、メールアドレスとパスワードを登録
・登録メールに確認コードが届き、住所等の必要事項を入力
・運転免許証を撮影してアプリで送信
・紙に書いた署名を撮影してアプリで送信
・顔写真を撮影してアプリで送信

STEP2.新生銀行へ送金ドル相当の日本円を入金

次に、送金したいドル相当の日本円を入金します。次の2通りの入金方法があります。

・他の金融機関からの振り込みによる入金
・ATMからの入金(キャッシュカード利用)

送金するドル相当の日本円を入金します。ドルに両替する際の為替手数料込みで、3万ドルを換金する場合は、最近の為替レート(1ドル108円)だと330万円程度になります。

新生銀行の店舗に行かなくても出来ます!

STEP3.新生ゴールドの為替手数料でドルに両替

口座に日本円を入金できたら、3万ドルに両替しましょう。新生銀行では、口座開設月から3ヶ月間は新生ゴールドの優遇で0.09円の為替手数料(主要銀行で最安)で両替をすることが出来ます。

外貨に両替する方法は、新生銀行のページに詳しく書いていありますので、それに従ってください。両替されると、入金した日本円がドル資産として口座残高で確認されると思います。

ドルの両替でも新生銀行の店舗に行く必要はありません!

3万ドルの外貨資産が口座にあれば、海外への外貨送金手数料が無料になる「新生プラチナ」のステージを獲得出来ます。ステージ獲得まで時間がかかるので、早めにドルに両替しておくことをおすすめします。

STEP4.新生プラチナの送金手数料無料の特典で海外へ送金

ドルを購入した後は、海外の口座へ送金します。

アメリカに送金する先の銀行口座をお持ちでない方

これからアメリカに駐在される方は、そもそも送金を受け取るアメリカの口座をお持ちではないと思います。しかし、日本にいてもアメリカの銀行口座を開設出来ますのでご安心を。

三菱UFJ銀行経由で、ユニオンバンクの口座を開設することが出来ます。

https://www.bk.mufg.jp/tsukau/kaigai/kouza/cali/index.html


新生銀行での海外送金は、Goレミットアプリを使用すると便利です。トータルで手続きに1ヶ月くらいかかってしまいます。ドルを両替してから新生プラチナのステージ獲得のため待っている間に、下の手続きを済ませましょう。
・アプリに個人情報を登録
・送金元となる新生銀行口座を登録
・送金先情報の登録

・送金限度額の増額 ※初期設定だと送金限度額が120万円相当となっています。

外貨送金でも新生銀行の店舗に行かなくても、アプリから可能です!

まとめると

3万ドル程度の送金の場合、「新生銀行」が最も手数料を抑えられます!
・新生ゴールド適用の為替手数料0.09円で3万ドルは2,700円
・3万ドルが口座にあれば新生プラチナが獲得でき、外貨送金手数用が無料

全てオンラインで手続きできるので、新生銀行の店舗へ行く必要がないこともポイントとして大きいかと思います。ステージの獲得、アプリで送金するための手続きには少し時間がかかりますので、早めに口座を作っておくことをお勧めします。

新生銀行で口座を開設しましょう!

その他の送金方法について

外貨送金悩人
外貨送金悩人

新生銀行で手数料を抑えられることは分かりました。でも、FX口座を使った方法が手数料が最も安くなるというネット記事もありますが・・・

TECH-O
TECH-O

はい、そのとおりです。

いくつかのFXを取り扱う証券会社では外貨現受けで為替手数料が圧倒的に安いです。しかし、証券会社から直接海外の銀行へは送金することが出来ません。そのため、FXで手数料を抑えた外貨を購入出来たとしても、結局は日本の銀行経由で海外へ送金することになります。


3万ドルであれば、この記事で紹介した新生銀行で2,700円の手数料で送る場合と比較して、削減出来るのは1,000円程度となります。安くなるのは確かですが、証券会社にも口座を作らないといけなくなり、余分に下のような手続きをすることになります。


1.外貨現受けの対応が可能な証券会社で口座を開設
2.日本円を証券会社へ振り込み
3.外貨をFxで購入
4.Fxで購入した外貨を円で買取(外貨現受け)
5.証券会社の外貨を、新生銀行などの外貨を海外送金する銀行へ送金


1,000円程度のメリットとこの余分に増える手間を天秤にかけたとき、新生銀行だけで完結した方が良いケースが多いのではないでしょうか。


送金する金額がもっと大きくなると、FXを使うメリットが出てきます。



いかがでしたでしょうか。アメリカへ3万ドルを手数料を安くおさえて送金する方法を紹介しました。
お子さんがアメリカに海外留学をされているご両親の方にも参考になる記事かと思います。

最後までお読み頂きありがとうございます。記事が参考になったという方は、シェアしていただけるとありがたいです。

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