Raspberry Piの種類と購入先のリンクをまとめています。色々な種類があって、どれを購入してよいか分からない方は参考にしてみて下さい。尚、日本国内で使用することが出来る、技適マーク取得モデルに絞って紹介します。技適マークを取得しているモデルは、Raspberry Piの開発元のラズベリーパイ財団のページで確認することができ、各モデルの認証書もそこからダウンロードすることが出来ます。
https://www.raspberrypi.org/documentation/hardware/raspberrypi/conformity.md
最新モデルから古い順番に紹介しています。古いと言ってもちゃんとしたコンピュータでLinuxが動作しますし、コスト的には安かったりもするので、検討してみて下さい。Raspberry Piをとにかく触ってみたいという方は価格が最も安く、GPIO端子も付きのZero WHをお勧めします。
Model 4B (2020年4月時点の最新モデル)
最新モデルはModel 4Bという機種になります。2019年の6月にリリースされたこともあり、パソコンと比べても遜色が無いようなスペックです。1万円以下でこれだけのスペックのコンピュータが手に入るとは驚きです。下記が特徴です。
- 価格 $55 4GBモデル、$45 2GBモデル ※1GBモデルもラインナップにはあるが未販売
- 1.5GHz クアッドコア
- ストレージ microSD
- Wifi, Bluetooth, 有線Ethernet搭載
- 電源 USB Type-C経由。3A以上が推奨。
- USBポート4ポート USB3.0が2口、USB2.0が2口
- 映像出力 micro-HDMIが2口
4GBモデル
2GBモデル
Model 3B+
2018年の3月頃リリースされています。価格が少し安く、性能もそこそこなので、色々出来るし最もバランスが良いモデルかもしれません。ただ、日本で購入する場合は、Model 4 2GBと価格差がほとんど無いので、Model4の購入をおすすめします。
- 価格 $35
- メモリ 1GB
- 1.4GHz クアッドコア
- ストレージ microSDカード
- Wifi, Bluetooth, 有線Ethernet搭載
- 電源 microUSB経由。2.5A以上推奨
- USB 2.0が4ポート
- 映像出力 HDMI 1口
Zero W、WH
Zeroシリーズは、少しコンセプトが違う製品となっています。大きさがModelBの半分ほどで、なんとコストは3分の1程度です。手軽に安くRaspberry Piに触れるためのエントリーモデルと位置づけられています。 Raspberry Piをとにかく触ってみたいという方にはお勧めします。マウスや性能はModel Bに比べて落ちますが、軽量なLinuxであれば十分に動作します。WHはGPIOのピン付きのモデルです。
- 価格 $10、GPIO付きのWHは$14
- メモリ 512MB
- 1GHz シングルコア
- ストレージ microSDカード
- Wifi, Bluetooth ※有線Ethenetはありません
- 電源 microUSB経由。1.2A以上推奨
- USB microUSBが1口 ※初回立ち上げ時、USBハブを準備して、有線でマウスとキーボードを繋いでおくことを推奨します。
- 映像出力 MiniHDMI 1口
その他モデル
Model 3A+、Model 3Bというモデルがありますが、これらの購入はお勧めしません。Model 3A+はスペックは3B+より若干性能は下がるものの正規価格は$25と3B+よりも安いです。ですが、日本国内にほとんど流通していないようで、海外から取り寄せることになります。また、Model 3Bは正規価格は3B+と同じく$35で、スペックが3B+の方が高く、あえて3Bを購入する理由はあまりないと思います。
とにかくRaspberry Piに触れてみたいという方は最も安いZero WHをお勧めします。とはいえ、どのモデルでもそこそこの性能のコンピュータなので、最新のModel 4Bの4GBモデルを購入されるのも勿論お勧めします。
最後までお読み頂きありがとうございます。